2016年3月23日水曜日

メルセデス W123とW116

先日、ふらふらとほっつき歩くうちに、メルセデスのセミクラシック、W123,W116系で有名なショップの近くまで来ていることに気が付きました。
お邪魔してきました。


なんとなく日頃から「絵が積めるツーリングワゴン」を探してはいるのですが、やはり目が行くのはセダン。




グリーンメタリックのW123型。W123というのは、今で言うところのEクラスに相当するベンツで当時は「ミディアムクラス」と呼ばれていました。
1976年〜1985年まで作られていたメルセデス初めての普及型セダンです。

普及型といってもエンジンの排気量は2800cc。直列6気筒です。今はもうメルセデスは全てV6かV8になってしまいましたが、やはり直6エンジンは素晴らしいのです。

日本ではもちろん高級車。今の2000ccぐらいの性能しかないのですが、当時はかなりの高性能車です。

メルセデスが「ベンツ」と呼ばれていた時代。「理想のクルマ」としてドイツ車の神話を打ち立てていた頃のクルマです。
中東でトヨタや日産が走り回る前は、このミディアムクラスが広く普及していたのです。





今のベンツに比べたら本当にシンプルですが、日本に入ってくるクルマはパワーウィンドウ、集中ドアロックやエアコンは全車標準装備だったそうです。
写真のクルマは1982年式で、なんとエアバッグまで付いてます。
1980年型から装備しています。
ちなみに日本車でエアバッグが搭載され始めたのは1980年代終わり頃から。




ATは3速。

それにしてもシンプル。僕が昔乗ってたゴルフとそんなに変わらない(笑)
ゴルフより売れていた時期もあるそうです。
シートはファブリックとビニールレザーのコンビ。あんまり贅沢には作ってないのですね。

メルセデスをして曰く「我が社は高級車を作ってる訳ではない。実用車を作っているのだ」と豪語していたのがこのW123型です。



もう一つのクルマはW116。今で言うところのSクラス(当時もSクラス)。
同色なので紛らわしいのですが、違うクルマです。


ミディアムクラスより20cmぐらい長くて、幅もちょっとある。1970年〜1980年と、先のW123より一世代古いのですが、非常に良く似ています。
というより、このW116が最初にあって、それをコストダウンして普及版にしたのがW123です。


見分け方は、先のW123(ミディアム)の方はシングルバンパーですが、W116(Sクラス)の方はもう一つ小さなバンパーがライトの下についています。そしてトランクがやや長い。

ドアや小さな部品に至るまで、コストなんかそっちのけで作った感があって、ドアなんか金庫のように重くてしかも建て付けも素晴らしい。
このベンツのドア以上にしっかりしたドアはないんじゃないでしょうか。
これに比べたら今のベンツなんか紙並にペナペナです。
オートクルーズも付いてます。

ちょっと意外だったのは、シートの柔らかさです。
これ以降のメルセデスはかなりシートが固くて「ドイツ車のシート」に対する今の我々のイメージそのままなのですが、このW116はまるでアメリカのソファのようにスプリングがぼわんぼわんしています。
ヘタっているのかと思いきや、これが正常なのだそうです。
フィット感はありませんが体重をしっかり支えていて、柔らかいのに沈まない、不思議なシートでした。


「普段の足に使いたい」と言ったら、「問題なく使えます」と言われました。
ただ都内のユーザーの平均が年間5~6000kmだそうで、その倍は走る僕にとっては消耗度合いはもっと大きいような気もします。

それと、今の電気仕掛けのクルマに慣れた身にしてみると、あちこち手動でギコギコやる「コンフォートセダン」というのはやはりいろいろ我慢して乗る必要があるだろうなあと感じます。
これがスポーツカーなら当然なんてことないんですけど。

やっぱりW124あたりが自分にはフィットするのかなあ。



メルセデス W123とW116

先日、ふらふらとほっつき歩くうちに、メルセデスのセミクラシック、W123,W116系で有名なショップの近くまで来ていることに気が付きました。
お邪魔してきました。


なんとなく日頃から「絵が積めるツーリングワゴン」を探してはいるのですが、やはり目が行くのはセダン。




グリーンメタリックのW123型。W123というのは、今で言うところのEクラスに相当するベンツで当時は「ミディアムクラス」と呼ばれていました。
1976年〜1985年まで作られていたメルセデス初めての普及型セダンです。

普及型といってもエンジンの排気量は2800cc。直列6気筒です。今はもうメルセデスは全てV6かV8になってしまいましたが、やはり直6エンジンは素晴らしいのです。

日本ではもちろん高級車。今の2000ccぐらいの性能しかないのですが、当時はかなりの高性能車です。

メルセデスが「ベンツ」と呼ばれていた時代。「理想のクルマ」としてドイツ車の神話を打ち立てていた頃のクルマです。
中東でトヨタや日産が走り回る前は、このミディアムクラスが広く普及していたのです。





今のベンツに比べたら本当にシンプルですが、日本に入ってくるクルマはパワーウィンドウ、集中ドアロックやエアコンは全車標準装備だったそうです。
写真のクルマは1982年式で、なんとエアバッグまで付いてます。
1980年型から装備しています。
ちなみに日本車でエアバッグが搭載され始めたのは1980年代終わり頃から。




ATは3速。

それにしてもシンプル。僕が昔乗ってたゴルフとそんなに変わらない(笑)
ゴルフより売れていた時期もあるそうです。
シートはファブリックとビニールレザーのコンビ。あんまり贅沢には作ってないのですね。

メルセデスをして曰く「我が社は高級車を作ってる訳ではない。実用車を作っているのだ」と豪語していたのがこのW123型です。



もう一つのクルマはW116。今で言うところのSクラス(当時もSクラス)。
同色なので紛らわしいのですが、違うクルマです。


ミディアムクラスより20cmぐらい長くて、幅もちょっとある。1970年〜1980年と、先のW123より一世代古いのですが、非常に良く似ています。
というより、このW116が最初にあって、それをコストダウンして普及版にしたのがW123です。


見分け方は、先のW123(ミディアム)の方はシングルバンパーですが、W116(Sクラス)の方はもう一つ小さなバンパーがライトの下についています。そしてトランクがやや長い。

ドアや小さな部品に至るまで、コストなんかそっちのけで作った感があって、ドアなんか金庫のように重くてしかも建て付けも素晴らしい。
このベンツのドア以上にしっかりしたドアはないんじゃないでしょうか。
これに比べたら今のベンツなんか紙並にペナペナです。
オートクルーズも付いてます。

ちょっと意外だったのは、シートの柔らかさです。
これ以降のメルセデスはかなりシートが固くて「ドイツ車のシート」に対する今の我々のイメージそのままなのですが、このW116はまるでアメリカのソファのようにスプリングがぼわんぼわんしています。
ヘタっているのかと思いきや、これが正常なのだそうです。
フィット感はありませんが体重をしっかり支えていて、柔らかいのに沈まない、不思議なシートでした。


「普段の足に使いたい」と言ったら、「問題なく使えます」と言われました。
ただ都内のユーザーの平均が年間5~6000kmだそうで、その倍は走る僕にとっては消耗度合いはもっと大きいような気もします。

それと、今の電気仕掛けのクルマに慣れた身にしてみると、あちこち手動でギコギコやる「コンフォートセダン」というのはやはりいろいろ我慢して乗る必要があるだろうなあと感じます。
これがスポーツカーなら当然なんてことないんですけど。

やっぱりW124あたりが自分にはフィットするのかなあ。



2016年3月8日火曜日

中古車が好き

中古車屋さん巡りが好きです。
話題の新車を見にディーラーにもよく行くけど、やっぱり中古が好き。

新車にはない独特の雰囲気。

もちろんオンボロは好きじゃないです。
キレイで古いのが好き。
でもキレイなだけじゃダメなんだ。
2年落ち3年落ちなんてのはてんで興味がない。
改造車もダメ。アメリカ風のレストアもいただけない。
古いのにやけにピカピカしてるのも違う。



新車の頃の姿から、次第に熟成し老成していく時間というものが、クルマにはあると思っています。

やれつつあるのに、新車の頃にはなかった風格が出てきます。
これは同じクルマであっても、あるのとないのとがあるのです。
走行距離じゃない。
年式じゃない。
性能じゃない。
ボディが輝いてるかどうかじゃない。
キズがあるかないかではない。

顔を見ると分かる
座ってみると分かる
エンジンをかけると分かる
離れてみると分かる「氣」

僕はこれを日頃「佇まい」と呼んでいます。



大切にされてきたクルマは、何かが宿っている。
まだまだ働けるのに放置されているクルマは何かを訴えている。
十分に働いたクルマは、自らの命を終えようとして、鼓動が消えつつある。

「こんなところに、こんな名車が!」ということもあります。
現行の頃はつまらないクルマだなあと思っていたクルマがやけに光って見えることもあります。
クルマ屋さんが命を吹き込んだクルマもあります。

そんな佇まいのクルマに出会うと、クルマ好きの血が騒ぎ出します。
どれも欲しくなります。
そして「これ買う!」と言いたくなります。



中古車が好き

中古車屋さん巡りが好きです。
話題の新車を見にディーラーにもよく行くけど、やっぱり中古が好き。

新車にはない独特の雰囲気。

もちろんオンボロは好きじゃないです。
キレイで古いのが好き。
でもキレイなだけじゃダメなんだ。
2年落ち3年落ちなんてのはてんで興味がない。
改造車もダメ。アメリカ風のレストアもいただけない。
古いのにやけにピカピカしてるのも違う。



新車の頃の姿から、次第に熟成し老成していく時間というものが、クルマにはあると思っています。

やれつつあるのに、新車の頃にはなかった風格が出てきます。
これは同じクルマであっても、あるのとないのとがあるのです。
走行距離じゃない。
年式じゃない。
性能じゃない。
ボディが輝いてるかどうかじゃない。
キズがあるかないかではない。

顔を見ると分かる
座ってみると分かる
エンジンをかけると分かる
離れてみると分かる「氣」

僕はこれを日頃「佇まい」と呼んでいます。



大切にされてきたクルマは、何かが宿っている。
まだまだ働けるのに放置されているクルマは何かを訴えている。
十分に働いたクルマは、自らの命を終えようとして、鼓動が消えつつある。

「こんなところに、こんな名車が!」ということもあります。
現行の頃はつまらないクルマだなあと思っていたクルマがやけに光って見えることもあります。
クルマ屋さんが命を吹き込んだクルマもあります。

そんな佇まいのクルマに出会うと、クルマ好きの血が騒ぎ出します。
どれも欲しくなります。
そして「これ買う!」と言いたくなります。



2016年2月4日木曜日

528iパワステホース交換他

やっと528i(E39)の整備が完了したとの知らせが。
やっとと言っても、入庫から5日間、部品発注から4日しか経ってないので、迅速と言えましょう。

今回のメニューは…

1.ウィンドウウォッシャー不良(フロントウィンドウのみ水が出ない)
→ボンネット裏のホース劣化。劣化部分を切断、ホース材で繋いで処理。(サービス)


2.パワーステアリングリザーバタンク付近からのオイル漏れ
→パワステホース交換(部品¥4,914)、リターンホース交換(部品¥6,124)ホースバンド交換(部品@454x2+@432x1)、パワステオイル交換(¥1,944)





3.エンジンオイル交換(合成5w-40@1,512x6L)



工賃含めて合計¥33,540-

メニュー的には以前なら自分でギリギリ対処してきた内容ではあるのですが、さすがに最近は手の入らない場所にレンチを入れるとか、抜けないホースを力任せに引っ張るとか、部品取り寄せをあれこれ駆使して安く抑えるとか、足りない工具を買いにアストロPに走るとか、正直やりたくなくなってる(そんな時間も毛頭ない)ので、工賃や部品代を抑えながら柔軟にやってくれる修理屋さんの存在はとても重要です。


それにしても今回難儀したのは、ウィンドウウォッシャーの不具合です。同じ症状はAlfaの時もあって、Alfaは安グルマ(作りが)なのでボンネットを開ければすぐに分かったのですが、BMWはボンネット裏が分厚いインシュレータに包まれていてホース周りが全く見えない(めくれば見えるというのは今回修理後に初めて知りました)。

ネットの情報を鵜呑みにして「これはウォッシャータンクのポンプの不具合に違いない」と思いましたが、ウォッシャータンクやポンプはフロントタイヤを外さないとチェックできないというなんともシロウト泣かせの仕様になってる。
結局自分では原因を突き止めることができませんでした。
まあ、ポンプじゃなくてよかったです。


エンジンオイル交換は、入手42,600kmの時に交換、今回49,730kmで交換なので、7,130kmで交換ということになりました。
入庫前の点検ではオイルは汚れも減りもさほどではありませんでした。推奨15000kmはもしかしたらアナウンス通りなのかなあと思います。

しかしアルファの推奨20,000kmは全く信用できませんでしたからねえ。初め信用してほったらかしにしていたら、二度目の車検ぐらいから5000kmぐらいで、サラサラの真っ黒けで減りもかなり起きるようになってしまいました。

高速走行性を基準に作られているヨーロッパ車、オイルの減りや劣化はやはりどんなに時代が進もうと宿命。
今後も5000〜7000kmをめどに交換する予定。


528iパワステホース交換他

やっと528i(E39)の整備が完了したとの知らせが。
やっとと言っても、入庫から5日間、部品発注から4日しか経ってないので、迅速と言えましょう。

今回のメニューは…

1.ウィンドウウォッシャー不良(フロントウィンドウのみ水が出ない)
→ボンネット裏のホース劣化。劣化部分を切断、ホース材で繋いで処理。(サービス)


2.パワーステアリングリザーバタンク付近からのオイル漏れ
→パワステホース交換(部品¥4,914)、リターンホース交換(部品¥6,124)ホースバンド交換(部品@454x2+@432x1)、パワステオイル交換(¥1,944)





3.エンジンオイル交換(合成5w-40@1,512x6L)



工賃含めて合計¥33,540-

メニュー的には以前なら自分でギリギリ対処してきた内容ではあるのですが、さすがに最近は手の入らない場所にレンチを入れるとか、抜けないホースを力任せに引っ張るとか、部品取り寄せをあれこれ駆使して安く抑えるとか、足りない工具を買いにアストロPに走るとか、正直やりたくなくなってる(そんな時間も毛頭ない)ので、工賃や部品代を抑えながら柔軟にやってくれる修理屋さんの存在はとても重要です。


それにしても今回難儀したのは、ウィンドウウォッシャーの不具合です。同じ症状はAlfaの時もあって、Alfaは安グルマ(作りが)なのでボンネットを開ければすぐに分かったのですが、BMWはボンネット裏が分厚いインシュレータに包まれていてホース周りが全く見えない(めくれば見えるというのは今回修理後に初めて知りました)。

ネットの情報を鵜呑みにして「これはウォッシャータンクのポンプの不具合に違いない」と思いましたが、ウォッシャータンクやポンプはフロントタイヤを外さないとチェックできないというなんともシロウト泣かせの仕様になってる。
結局自分では原因を突き止めることができませんでした。
まあ、ポンプじゃなくてよかったです。


エンジンオイル交換は、入手42,600kmの時に交換、今回49,730kmで交換なので、7,130kmで交換ということになりました。
入庫前の点検ではオイルは汚れも減りもさほどではありませんでした。推奨15000kmはもしかしたらアナウンス通りなのかなあと思います。

しかしアルファの推奨20,000kmは全く信用できませんでしたからねえ。初め信用してほったらかしにしていたら、二度目の車検ぐらいから5000kmぐらいで、サラサラの真っ黒けで減りもかなり起きるようになってしまいました。

高速走行性を基準に作られているヨーロッパ車、オイルの減りや劣化はやはりどんなに時代が進もうと宿命。
今後も5000〜7000kmをめどに交換する予定。


2016年2月2日火曜日

本日の代車(日産キューブ二代目)

BMWのウィンドウウォッシャー、パワステ周り、ブレーキ等の点検と、主治医探しを兼ねて初めての修理工場に入庫。

代車は二代目キューブ。
走行距離20万キロ超!
今までいろんな代車に乗ってきましたが、年々日産系の確率が高くなってます。
頑丈なんだろうなあ。

走りはまんまマーチ。

ガタピシ、ドシンバタン、ガーガー、カックン、ギュンギュン。
日産て面白いなあ、いろんな意味で。
いつか日産のクルマ、買うような気がします。


昔の日産のマーチベースのコンパクトカーの走りには共通してある特徴があって、ロールが深い…というより、小さなコーナリングの時に外前輪に思い切り荷重がかかるクセがあります。

スピードを落とさずにステアリングを切った時に、外側にアンダーが出ずに外前輪のみで強引に曲がっていくような感じです。
ヨーイングもそれだけ深刻になりがちで、スタビリティもあんまり良くない。悪く言えば時代遅れ。
コツを掴むとシャープなコーナリングもできて、これはこれで面白いんだけど。

日常使用域ではやはりこれは危険を伴うクセの一つです。
例えば小さな交差点を低速で曲がる時などに、ハンドルが切れすぎてちょっとオーバーステア気味になったり…、そのクセは新しいモデルになるに従って若干薄まってきていますが、このキューブにもまだあります。


ただ今回、とても面白い体験をしました。

この代車、「4WD」と書かれたボタンがダッシュボードに。

「ボタン?」

そう、これはe-4WDという、後輪だけ電動モーターで駆動するタイプのパートタイム4WDなのです。
これは珍しい。




日産のサイトの説明を読むと、特徴は…

電気モータなので、後輪に延びるドライブシャフトがない。
完全な4WDとして走るのは発進時のみ。
高速域では駆動力はないがトラクションコントロールとして働く。
エンジンの動力の一部を発電機で電気に替えて、後輪のモーターに伝達するタイプで、充電も電気走行もしない……。
前輪と後輪の駆動系が繋がっていないのでタイトコーナーブレーキはかからない。

e.t.c.

まあ、要するにマッドアンドスノーなどの低μ路でのトラクション不足を補うものらしいです。
雪国ではあまり役に立たないと聞いたこともあり、説明を読んだ限りでも正直期待してませんでした。

試しに4WDをオンにして走ってみると…

むむ、全然違う!

その違い↓

1.
発進時、FF時はアクセルワークをぞんざいにすると前輪が空転することがあり、明らかにトラクション不足になる。軽量FF車の宿命。

4WD時はアクセルを踏み込んだ時に一瞬タイムラグがあり、そこからトルクフルに発進する。空転がなくなり、明らかに押し出しが強く感じ、スムーズに加速。トルクステアも全くない。
もっとも、電気モーターが明らかに働いていると感じるのは完全な停止時からせいぜい数秒間のみ。

2.
FF時は交差点などの小さなコーナーなどでの深いロールやハンドルの切れすぎによるオーバーステアとアクセルオンによるハンドルの揺り戻し(トルクステア)がきつい。

4WD時は飛躍的に軽減。ロールも明らかに小さくなる。2WDの時のトルクステアもオーバーステア感も4WDにありがちのアンダーステアも全くない。電気モーターが効いてる感じはないので、前後のトラクションが、何らかの関連性を持ってコントロールされている。

3.
高速性能。FFの標準的なもの。

直進安定性がかなり向上し、路面状況の変化によるふらつきがなくなる。運転がラク。


要するに4WDというよりはTCS(トラクションコントロールシステム)やVDC(横滑り防止装置)の一種だと思えばいいのですが、TCSやVDCが緊急時にかかるものであるのに比べ、このe-4WDは普段からアシストして、クルマの日常使用域での挙動や走行品質をアップするのに一役買っているといった感じです。

クルマの個性そのものが変わるといってもいいと思います。

まあ、本来はそんなことはFFだろうがFRだろうが車体の設計でやって欲しいことなんですが、それでもいろんな制約や機構の性質で限界はある。
そういう意味では、後輪にモーターをくっつけるだけでFFの安グルマの走行安定性が増すというのはなかなか楽しい事だなあと思います。


少し欲しくなりました。




本日の代車(日産キューブ二代目)

BMWのウィンドウウォッシャー、パワステ周り、ブレーキ等の点検と、主治医探しを兼ねて初めての修理工場に入庫。

代車は二代目キューブ。
走行距離20万キロ超!
今までいろんな代車に乗ってきましたが、年々日産系の確率が高くなってます。
頑丈なんだろうなあ。

走りはまんまマーチ。

ガタピシ、ドシンバタン、ガーガー、カックン、ギュンギュン。
日産て面白いなあ、いろんな意味で。
いつか日産のクルマ、買うような気がします。


昔の日産のマーチベースのコンパクトカーの走りには共通してある特徴があって、ロールが深い…というより、小さなコーナリングの時に外前輪に思い切り荷重がかかるクセがあります。

スピードを落とさずにステアリングを切った時に、外側にアンダーが出ずに外前輪のみで強引に曲がっていくような感じです。
ヨーイングもそれだけ深刻になりがちで、スタビリティもあんまり良くない。悪く言えば時代遅れ。
コツを掴むとシャープなコーナリングもできて、これはこれで面白いんだけど。

日常使用域ではやはりこれは危険を伴うクセの一つです。
例えば小さな交差点を低速で曲がる時などに、ハンドルが切れすぎてちょっとオーバーステア気味になったり…、そのクセは新しいモデルになるに従って若干薄まってきていますが、このキューブにもまだあります。


ただ今回、とても面白い体験をしました。

この代車、「4WD」と書かれたボタンがダッシュボードに。

「ボタン?」

そう、これはe-4WDという、後輪だけ電動モーターで駆動するタイプのパートタイム4WDなのです。
これは珍しい。




日産のサイトの説明を読むと、特徴は…

電気モータなので、後輪に延びるドライブシャフトがない。
完全な4WDとして走るのは発進時のみ。
高速域では駆動力はないがトラクションコントロールとして働く。
エンジンの動力の一部を発電機で電気に替えて、後輪のモーターに伝達するタイプで、充電も電気走行もしない……。
前輪と後輪の駆動系が繋がっていないのでタイトコーナーブレーキはかからない。

e.t.c.

まあ、要するにマッドアンドスノーなどの低μ路でのトラクション不足を補うものらしいです。
雪国ではあまり役に立たないと聞いたこともあり、説明を読んだ限りでも正直期待してませんでした。

試しに4WDをオンにして走ってみると…

むむ、全然違う!

その違い↓

1.
発進時、FF時はアクセルワークをぞんざいにすると前輪が空転することがあり、明らかにトラクション不足になる。軽量FF車の宿命。

4WD時はアクセルを踏み込んだ時に一瞬タイムラグがあり、そこからトルクフルに発進する。空転がなくなり、明らかに押し出しが強く感じ、スムーズに加速。トルクステアも全くない。
もっとも、電気モーターが明らかに働いていると感じるのは完全な停止時からせいぜい数秒間のみ。

2.
FF時は交差点などの小さなコーナーなどでの深いロールやハンドルの切れすぎによるオーバーステアとアクセルオンによるハンドルの揺り戻し(トルクステア)がきつい。

4WD時は飛躍的に軽減。ロールも明らかに小さくなる。2WDの時のトルクステアもオーバーステア感も4WDにありがちのアンダーステアも全くない。電気モーターが効いてる感じはないので、前後のトラクションが、何らかの関連性を持ってコントロールされている。

3.
高速性能。FFの標準的なもの。

直進安定性がかなり向上し、路面状況の変化によるふらつきがなくなる。運転がラク。


要するに4WDというよりはTCS(トラクションコントロールシステム)やVDC(横滑り防止装置)の一種だと思えばいいのですが、TCSやVDCが緊急時にかかるものであるのに比べ、このe-4WDは普段からアシストして、クルマの日常使用域での挙動や走行品質をアップするのに一役買っているといった感じです。

クルマの個性そのものが変わるといってもいいと思います。

まあ、本来はそんなことはFFだろうがFRだろうが車体の設計でやって欲しいことなんですが、それでもいろんな制約や機構の性質で限界はある。
そういう意味では、後輪にモーターをくっつけるだけでFFの安グルマの走行安定性が増すというのはなかなか楽しい事だなあと思います。


少し欲しくなりました。




2015年12月30日水曜日

黄昏の疾走


E39 528iは、17年間で4.26万kmしか走っていませんでしたが
手元に来てから4ヶ月間で既に5000kmも走りました。
今までの2年分の距離を駆け抜けたわけです。




そろそろオイル交換の時期。

ドイツ車のメーカーによるオイル交換推奨時期は軒並み2万キロを超えています。
VWゴルフII の時は1万キロ(年1度)で交換していました。

アルファロメオ147の場合もメーカー推奨は2万キロでしたが、これはもう信用出来ない数字で、イタ車はオイルも燃やして走るようなところがあり、とても2万キロなんて保ちません。3000キロで補給しながら5000キロで交換でも遅すぎるぐらいオイルが汚れます。

ちなみにAlfettaの時代はきっちり3000キロで換えていました。あの時代のALFAのエンジンは、オイルさえ新品を入れていれば、とにかく機嫌よく走ってくれましたから。

BMWの場合はそこまでではありませんが、やはり1万キロまでは保たないような気がします。さすがに減りはアルファほどではありませんが。7000キロまでには交換したいなと思っています。


ところで、1年ほどまえにE61 525iツーリングを数週間ほど乗り回したことがあります。

こんなクルマ。
E39の2.8Lとパワーはほぼ一緒。
ちょっと重たいけれど、とてもいいクルマでした。

これと較べても17年落ちのE39は全く遜色なく走ります。
というか、E39の方が速い。
ツーリングは特に重たいので単純には比較できないですが
それを差し引いても、E39→E61の進化はメカニズム的にはそれほど画期的には感じられない。

このクルマの美点は、一にも二にも直列6気筒エンジンと、前後比重50:50のバランスです。
エンジンのスムーズさと加速の際の鼻先の重たさ、そしてコーナーでの安定した緩やかなアンダーステアは実にクラシカルで様式美に溢れています。

距離は少ないにしても17年選手ですので、なんとなく高速の大きなギャップを越えた時に、ショックが「柔いかな?」とは感じますが、ステアリングには全く影響はなく、ヘタリも感じることなくコーナーでのタイヤの限界を超えた際の挙動も実にコントローラブルです。
もちろんアルファのようにひらひらと舞うようには行きませんが。

当のクルマも17年の歳月を過ぎてからこんなに酷使されるとは思いもよらずびっくりしてるかもしれません。それほどこのクルマの黄昏の時期を濃密に駆け抜けています。

(2015/12/30)

黄昏の疾走


E39 528iは、17年間で4.26万kmしか走っていませんでしたが
手元に来てから4ヶ月間で既に5000kmも走りました。
今までの2年分の距離を駆け抜けたわけです。




そろそろオイル交換の時期。

ドイツ車のメーカーによるオイル交換推奨時期は軒並み2万キロを超えています。
VWゴルフII の時は1万キロ(年1度)で交換していました。

アルファロメオ147の場合もメーカー推奨は2万キロでしたが、これはもう信用出来ない数字で、イタ車はオイルも燃やして走るようなところがあり、とても2万キロなんて保ちません。3000キロで補給しながら5000キロで交換でも遅すぎるぐらいオイルが汚れます。

ちなみにAlfettaの時代はきっちり3000キロで換えていました。あの時代のALFAのエンジンは、オイルさえ新品を入れていれば、とにかく機嫌よく走ってくれましたから。

BMWの場合はそこまでではありませんが、やはり1万キロまでは保たないような気がします。さすがに減りはアルファほどではありませんが。7000キロまでには交換したいなと思っています。


ところで、1年ほどまえにE61 525iツーリングを数週間ほど乗り回したことがあります。

こんなクルマ。
E39の2.8Lとパワーはほぼ一緒。
ちょっと重たいけれど、とてもいいクルマでした。

これと較べても17年落ちのE39は全く遜色なく走ります。
というか、E39の方が速い。
ツーリングは特に重たいので単純には比較できないですが
それを差し引いても、E39→E61の進化はメカニズム的にはそれほど画期的には感じられない。

このクルマの美点は、一にも二にも直列6気筒エンジンと、前後比重50:50のバランスです。
エンジンのスムーズさと加速の際の鼻先の重たさ、そしてコーナーでの安定した緩やかなアンダーステアは実にクラシカルで様式美に溢れています。

距離は少ないにしても17年選手ですので、なんとなく高速の大きなギャップを越えた時に、ショックが「柔いかな?」とは感じますが、ステアリングには全く影響はなく、ヘタリも感じることなくコーナーでのタイヤの限界を超えた際の挙動も実にコントローラブルです。
もちろんアルファのようにひらひらと舞うようには行きませんが。

当のクルマも17年の歳月を過ぎてからこんなに酷使されるとは思いもよらずびっくりしてるかもしれません。それほどこのクルマの黄昏の時期を濃密に駆け抜けています。

(2015/12/30)