ポンコツカーばっかり乗ってると、ちょっとやそっとでは動じなくなるんですが
それでもやっぱり「水温異常」と「異音」には凹みがち。
ポエムを書くつもりはないんですが
その克服の仕方には人ぞれぞれの道があるようで
ネットで拾った人の記録を読んで真似してもうまくいくとは限らない。
トンカチと部品交換だけではダメなんです。
それだけは言える。
さて、もう慣れっこの風景であります。
日向はとっくに40℃を超えてる。
暑い盛りの頃の作業ですので、10分やって30分屋内退避…の繰り返し。
こういうものも取り寄せてみました。
アルミ製。
どこかの人が、業を煮やして作った対策品のようです。
これだけ端面が広いと、もしかするといいかもしれない。
下の純正と比べてみると一目瞭然。
が、今回は見送りました。直感です。
詳しい理由は後ほど。
アルミの方は、本当ににっちもさっちもいかなくなったときに使います。
純正の樹脂製ハウジングで試したいことがもうひとつだけある。
黒い樹脂のパイプがサーモスタットハウジング
ハウジングとサーモスタットを外したところ。
奥に見えるのはクーラントが溢れてこないようにキムワイプを詰めている図。
液ガス(液体ガスケット)を剥がし、面を出すためにオイルストーンで磨く。
エルグランドを頼んでる修理屋さんのオヤジさん曰く
「ガスケットで1年近くもつなら、それが正解でいいんじゃない?でも国産車だとまあ、グリスは塗るけどガスケットは使わないで組んじゃうよ」
BMWの場合、それじゃあダメなんで困ってるんですけどね。
そもそも先の写真でもお分かりの通り、ブロックと密着しなくちゃならない端面が狭くて密着しないし、液ガス塗るほどのスペースすらない。
でも、BMWだって液ガスなんか使ってないねたぶん。
「どんなに丁寧に組んでも、漏れる奴は漏れるんだよねえ」
ここを僕は聞き逃さなかった。そうですか。
でもBMWの場合、これはもう個体差なんかじゃない。
設計上のミスだ。
いや、想定内のなにかだ。
で今回は、グリスのみで組み付けてみました。規定トルクもちゃんと守り、X字に注意深く締めていく。
結果はもちろんダメです。分かってます。
2000rpmまではなんてことなく走ります。
ちょっと加速したくてガスペダルを踏み込むと、そのうちクーラント警告表示。
それからしばらく遅れてアイドリング不調に。
もちろん想定内です。
新車は液ガスも使わず、純正のハウジングで組み付けて、漏れない。
なぜか。
オヤジさんの話を聞いたときにピンと来たんですよ。
僕のBMW、2017年以来、純正のクーラントは使ってない。
都内の「BMWやるやる詐欺」の修理屋から帰ってきた時に、青い純正じゃなくなった。
緑色になってた。使ってない。
絶対にあのBMWのあのバカ高い純正クーラント(青)に秘密がある。
こんなトンチキな構造で液ガスも使わないでって、もうそれしかねえですよ。
なんで今まで気が付かなかったんだろ。
(まだ続く)
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