ビーエムさんは、もう1年以上も後部座席のパワーウィンドウが使用禁止になってました。
まあ、これがなければ走らない訳でもなく、直す時間がなかなかとれず、放置が続き、とうとうこんな季節に。
半日だけ空いて、気温も落ち着いてきたので、やっと手をつけました。
やり方はググったりYouTubeを徘徊したり。
いい時代だ。
やり方はそれほど難しい訳ではなく、レギュレータのユニットを取り寄せ、モータを載せ替えてリインストールするだけ。
ただ、ものすごくめんどくさかった。
サイドバイザーを剥がし、内装を剥がし、窓のサッシを外し、ガラスを抜き取って、それからやっとレギュレータユニットの取り外しにかかる。
ガラスの抜き取りはそれほど難しい作業ではありませんでした。
さて、この記事の本題は、レギュレータ交換のやり方を指南するのではなく
「なぜドイツ車はこうも窓落ちするのか」であります。
2018年型ともなれば、きっと窓落ちなんてのは昔話なんでありましょう。
しかし、少なくとも2010年以前に限っては、BMWもベンツもVWも、競うように窓落ちするのであります。
窓落ちを経験してないクルマに出会ったことがない。
それぐらいです。
その原因は、これです。
窓落ちした古いレギュレータ
新品の交換ユニット
拡大すると……
古いの。
新しいの。
おわかりでしょうか。
下の新品は爪があって、ワイヤをガッチリ掴んでますが、
古い方はひしゃげてフリーになっています。
この爪の裏に窓ガラスが乗っかっていて、過大な負荷がかかると、爪が折れるようにできてるのです。
爪が折れると、窓は落ちる。
子どもなどが手や首を出したまま窓がしまった時の安全装置とも言われていますが
なんとも原始的な安全装置です。
別に僕が首を挟んだわけじゃありません。
犯人はウェザーストリップです。
気温と湿度があがってくると、窓の上下が渋くなってきます。
その原因は、ウェザーストリップが膨張して、窓の上下を妨害するんです。
そのテンションが、この爪の強度を超えると、クニャっと折れちゃう訳です。
そういうことが起きるたびに(そうそうあってはならないが)、レギュレータが自分でぶっ壊れて、莫大な工賃と部品代をディーラーに落とさせるわけです。
がっぺむかつく。
最新型はきっと緊急時には電子制御でスマートに窓が開くようになっていることでしょう。
さて、次に時間ができた時は右後部ドアのレギュレータ交換をやります。
すんごくやりたくない。
追記:ビーエム…ていうかドイツ車ってトルクスネジがすごく好きみたいで多用されてるので、トルクスのT20あたりを中心にいくつか用意したほうがいいです。あとはへんてこなネジが一個ありますが、M10のボックスでどうにかなる。
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