ただ、おかしいとは感じてはいてもパタリと止まってしまうわけでもなく、一体どこがおかしいのか分からないのが工業先進国大ドイツ様のクルマの特徴でして、そこはイタ車とはワケがちがう。
とにかく長年のカーキチの直感で「ん?なんかおかしい」とは感じていただけなんです。
最初はなんとなく「乗りにくい」と思うだけ。
まあ、どんなクルマでもここで気づいて入庫してしまえば、大半のトラブルからはフリーになれることは分かってんです。
でも人情はそうはいかない。
「明日出そう」と思いながら、動く、乗れるから乗ってしまう。
たぶん大元の原因は経年劣化したフロント足回りのブッシュ類なんだろうなあと検討はつきます。
寒くなって隙間だらけになったりひび割れたり…。そんなとこでしょう。
そのうち、すぐに分かる症状が次々に出てまいりました。
1,水温が上がらなくなった
これはすぐに「サーモスタット壊れたな」と分かります。街乗りではなんてことないんですが、高速に乗るとオーバークールになってしまう。このオーバークールはエンジンにとっても良くない。
2,ブレーキがキーキー鳴り出した
実は昨年の春にパッドを交換してもらおうと見てもらったことがあったのですが、その時は「まだパッド残ってますよー」と言われてそのままになってました。なのでキーキー鳴り出してからも「そろそろの合図」ぐらいに軽く考えていました。
3,エンジンが冷えている時、ベルトのプーリーあたりから異音がする
キーという金属音に近いのですが、どこかの補助プーリーのベアリングが終わってる感じです。
4,ギャップを超える時にクルマの動きがおかしい
ギャップを超える時に車体が左右に伸び縮みするような感じになるのですが、これはあきらかにスタビライザブッシュ類の劣化だなあと。
5,小さな自損事故で左側ミラーを壊した
で、回送中の路線バスを狭い道で避けようと左側に寄った際、幅を見誤って左側ミラーを標識にしたたかぶつけてしまい、ミラーを破損してしまいました。応急処置で鏡部分だけは取り寄せて直したのですが、ミラー本体内部に内蔵されているモーターにくっついている角度調整のためのギアが破損、ミラー調整ができなくなってしまいました。
ここまで来ればもう修理しかありません。
年明けてすぐに修理工場に。
と思って走っていたら、なんとブレーキの警告灯が…。
[Check Blake Linings]
結果はブレーキパッドのみならずローターごと交換。
ええ?ローター逝く前に教えてよってもんです。
その他に
フロントのラックブーツ割れのため交換
ファンベルトプーリー交換
サーモスタット交換
左側ミラーユニット交換
あとは本当はスタビライザのブッシュも見てほしかったのですが、今回はちょっと思うところあって見送りました。指摘されれば頼もうと思いますが。
次回の車検を通すかどうか迷っているのです。
ちょっとBMW、乗りにくい。
自分に合ってない気がします。
カーブがいまひとつ弱いクルマという印象が否めない。
AUDI TTに乗ってみてからなおさらです。
取り敢えず車検を通すなら、左側フェンダーの板金と合わせて、ブッシュ類交換、O2センサ交換、間欠ワイパーの修理、フロントガラス交換まで頼もうと思っています。
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