2018年12月27日木曜日

サンバー鍵修理

先日車上狙い(未遂)事件に巻き込まれたサンバーのキーシリンダーの修理をしました。



修理といっても、気合いで分解しただけですが。



もう、無理やりバラバラにしてますが、あとから考えるとここまで分解する必要はなかった……。


キーシリンダーは、マイナスドライバーか何かを無理やり突っ込まれて、キーがすっと挿せない、挿せても回らない状態になっていました。
分解してみると、キーシリンダーとピンのクリアランスがものすごく繊細で、少しでも歪んでるとピンが動かなくなってしまうようです。



精密ドライバーで少しずつクリアランスを調整するけど、一つのピンがスムーズになると、隣が渋くなる。



何を言ってるのか分からないかもしれないが、僕もよく分かってないでやってます。
それでもエイヤーでとりあえず直しました。



ちょっとザクザクになってしまいましたが、とりあえず機能はするようになった。

しかしなんでこんなことを初見でできるのか自分でもよく分からない。
前世は金庫破りだったのか?

なことはどうでもいいとして、キーシリンダーをこじられた時に、ドアパネルとキーシリンダーを固定しているクリップが、どこかに弾け飛んだみたいで、まだ見つかってません。

おそらくドアパネルのどこかに落ちてるはず。

ドアパネルの袋部分を上から覗いた様子。
ちょっと目視では探すのは無理。
ドアトリムと雨漏り防止のビニルシートを全部剥がして(経年変化でボロボロ)からじゃないとできない作業なので、また時間のある時に探します。

エルグランドさっそく御老体の体調不良を発揮する

最低限のオイル交換も済ませ、ひとまず仕事の合間に取材とキャンプ(車中泊)のリハビリがてら、少し遠めのドライブに行ってきました。

目的地は塩原温泉の奥の秘湯。
途中、雪が道端に残るかなり険しい山道を含め、往復で300kmほどです。




僕は実はそれなりの頻度であちこち温泉に行くのですが、SNSにもほとんど上げることもないしレポートにも全く興味がないのです。温泉ブログじゃないし。
なので、詳細についてはバッサリ割愛します。
行くのはなかなか大変なところですが、素晴らしいお湯です。
行けば分かるさ迷わず行けよ。

本題は、帰りの高速であります。
途中から雨が降ってきて、路面もかなり濡れています。
でも山道も高速も、4WD(オート)モードでかなり安定しています。
いやーこれだけの直進性があればストレスフリー
E51の4WDで良かったー……などと
100km/hを少し切るぐらいの流れに乗ってゆったりとドライブしていました。

しかしさっきから気になる「シャンシャンシャン」という金属音。

鈴を鳴らしているのか小さな鐘を鳴らしているのかサンタクロースか和田アキ子か

いや、前を走るトラックだなー……

……いや、自分のクルマだ!

どうも左前輪付近からのようです。
音がどんどん大きくなる。

すぐに最寄りのPAに寄ろうと側道に入り減速を始めると、今度は
「ゴゴゴゴゴ〜」という、恐ろしげな音が!

「タイヤか!?」

でもハンドルを取られる様子もなく、スムーズです。
音の割に振動も全くありません。

ともかくクルマを停めて下回りをぐるっと確認。
何にも起きてません。

念のため、ディスクのローターにも触ってみますが、素手で触れるぬるさ。

しばらく休憩して再び走り始めると、何事もなかったかのように、スムーズに走り始めました。

さて、これは例のアレか?

E51エルグランドについては、譲り受ける前から何点か車種特有の起きがちなトラブルについて事前に知識は得ていましたので、帰路あれこれ想像を巡らせました。

その有力候補が
前輪(特に左前)のハブベアリングが弱く、ひどいのになると40000km前後でベアリングがダメになる。
というものです。

4万キロですか。それはリコール案件では。

でもこっちは16万キロですからね、何が起きてもおかしくない。

ゆっくりそろそろと、2WDに切り替えて、まあ、ひとまずこの日は大事に至ることなく、無事帰宅できました。

(続く)




2018年12月19日水曜日

エルグランドオイル交換(167700km)



中古車(大古車)は、手に入れたら何はともあれまず油脂類交換。
そしてよほどお財布に余裕があるのでない限り、出来ることは自分でやんなくちゃです。
そでなきゃ新車買う。

うちに来た時点で既に、エンジンをかけるたびにオイル交換とオイルフィルター交換時期サインがうるさく鳴り響いていました。

もっともこの時代のエルグランド(日産車全般?)のメンテナンスサイクル警告は、オーナーが任意にキロ数を設定できたり、リセットできたりが可能なようで、あんまり信用はできませんが、整備記録を見ても少なく見積もっても1万キロ以上は交換されていない様子。
ゲージを見ても、MINの目盛りを大幅に下回っています。

フィルターは後回しにしても、オイルは早急にやらねば。
日和の良い日を選んで、作業しました。



VQ35(V6 3.5L )。
カバーはともかくとして全体的に年式の割にはかなりきれいなエンジンルーム。それなりにメンテしてきた結果でしょうけど。
それにしても狭い。これでも縦置きFR
エンジン本体に手を入れる時はどうするんだこれ?

排気量はクライスラーのグランドボイジャーとほぼ同じサイズですが、向こうはああ見えて横置きのFF。
ところで、グランドボイジャーも迷ったのですが、FFなのはまだいいとして、日本仕様の右ハンドルだけなぜかATシフトレバーが床から生えてる。本国仕様はもちろんコラムシフト。なぜ本国仕様にしなかった。ミニバンのシフトが床から生えてたら全く意味なしの上に、ものすごく遠くて使いにくい。

E51 エルグランドは、コラムシフトではないけどよりわかりやすいインパネシフト。


今回はひとまず上抜きです。


長年愛用の真空引き式手動ポンプで古いオイルを上から抜く。




規定は4.7L(オイルフィルター分込)
しかし、4L抜けてないですね。減ってたもんなあ。

そして、新しいオイルを入れるわけですが、オイル注入口がボンネットの奥の方に鎮座していて、ジョッキの注ぎ口では直接入れられそうにありません。
仕方がないので、サンバーのギヤ・デフオイルを入れる時に使った漏斗&ホースを引っ張り出してきました。



まずはジョッキで2Lほど測って



少しずつ入れる。
点滴…というほどではないにしても、一気には入らないので
ちょっと注いでは様子を見、落ちたと思ったらまた注ぐ。



結果的に4.5L入りました。



オイルゲージがとっても長い。
僕が見た乗用車の中で一番長いオイルゲージは、フォードV8(E250)のそれ。
エルグランドの2倍はゆうにあります。ムチみたいに長い。

とりあえず、最低限のオイル管理は当面これでクリアです。
追っかけてBMWもやらなくちゃ。

しかし自分で書いてても、オドメーターの数値にはびっくりだ。







2018年12月15日土曜日

サンバー車上狙いに遭う(未遂)

用足しで何軒か寄った最後、スーパーで買い物をした際、荷物を助手席に入れようとして、サンバーの助手席側の鍵が壊れているのを発見しました。
鍵穴にキーを差し込もうとしたら、入らない。




「ん?なんか浮いてるな…」

よく見ると、シリンダーにもクルマのボディにも、マイナスドライバーか何かを無理やり突っ込んだ形跡があって捻じ曲がってしまってます。
明らかに意図して壊そうとした形跡。



ポロッと取れちゃった。。。


うーん…車上狙い?

来た道をしばらく考え込む。
警察署に車庫証明の書類受け取りに行って、それからスーパーで買い物して……。


ひとまず帰宅してから警察に電話して来てもらいましたが、場所を特定できないので調書が取れず、写真だけ撮って帰っていきました。

不思議に思ったのは、どうせクルマを盗むなら運転席側をやればいいのに、なんでわざわざ助手席側?しかも助手席側は、常にアクセスし難いところに停めてるのに…。

警察官の話では、車上狙いの場合、助手席からアクセスする傾向はあるとのこと。
助手席の足元に、カバンを置いてたのが見えたのか。
だとしたら、おそらくスーパーの駐車場に20分ほど停めている間に犯行を試みて、失敗したか、人が来たかで諦めて去っていったのかもしれません。

もう一つの可能性は、「反社会的行動」。
何人か、脳裏に浮かぶ容疑者はいるそうです。

とにかくクルマが盗られなくてよかったです(そうじゃない)。

あ、警察官は、「警察署にも停めてました」という僕の証言は華麗にスルーしてました(笑)
そういうもんなのかな。
案外灯台下暗しだと思うんだけど。







2018年12月11日火曜日

まずは燃費チェック

第一線での活躍を終えた"大古車"ですから、入手したらすぐにでもやらなければならないチェックはいろいろありますが、何はともあれまずは素の状態で試走と燃費チェックです。

燃費チェックは古いクルマの状態を知る一番手軽な方法。
ネットなどで調べると、新車当時の実燃費はだいたい知ることができます。
NE51エルグランド(4WD・V6/3500cc)のカタログ燃費は10/15モードで8km/L
ユーザーによる平均実燃費でだいたい6キロ台前半だそうです。

譲り受けた場所から乗って帰る際に、渋滞気味の都内を走った時は、5km/Lを下回るほどで、「こりゃフォード(E250/OHV・V8/5400cc)並かそれ以下か?」とやや青ざめましたが、後日気を取り直して、改めて街乗り〜高速〜山道を、1/3ずつぐらい、片道100km程度を往復してみます。

計測は満タン法ではなく、車載のコンピュータ頼みですので正確ではないですが、おおよその目安にはなるでしょう。

まずは住宅地〜市街地の乗り始め10分ほど3.3km/lの状態(これはこんなもんでしょう)から、比較的空いている国道のバイパスに乗ると、ほどなく6km/L台前半に。
さらに高速に乗って1時間ほど走ると、7.5km/lに。


この後、一般道を山道を交えて往復約200kmほど走って帰ってくると、最終的に8.4km/lまで浮上できました。

かなり気を使いエコ運転に徹したとは言え、カタログ値は辛うじて超えることができました。
車載コンピュータの燃費値はだいたい数%は差し引いて考えないといけませんが、直6/2.8LのBMWが同じ様なルートで走ると約9km/lですから、4WDのV6-3.5Lとしては、まあまあ、いやかなり上出来ではないでしょうか。
まだまだ現役でいけそうな感じ。

ただ、アクセルオフにすると空走出来ずにみるみる車速が落ちてしまうのは、どデカイ図体の空気抵抗のせいだけではない気もします。

BMWもそうだし、エルグランドより古くて空気抵抗の大きなフォードも、アクセルオフにしてからも1km近くは走れるのに比べると、エルグランドの巡航効率は良いとは言えない気もします。
ミッションやトルコンの設定なんだろうなー。

ところで、ABS警告灯はいつのまにか消えてた。
センサが汚れてるだけかな。


2018年12月10日月曜日

ダイコン買うようにクルマを買う

二代目エルグランドの車台型式はNE51。
通称E51エルグランドというそうです。
なんだかE39(BMW)と似てる…

そんなのはどうでもいいとして

10年ほど前に、仕事で知人のエルグランド(初代E50)を借り出して荷物を満載し、けっこうな距離を移動したことがあります。
その時、その積載力と、日産V6エンジンの静かさとトルクと取り回しの良さにすっかりやられてしまいました。

初代でも良かったのですが、やはりこれから維持していくのにはちょっと古いのと
スライドドアが片方にしかなくて、後部座席の人の閉塞感が。

バンというものに僕は次のような条件を探し求めていました。

バン(貨物車)として使えること
ウォークスルー(運転席から後部に車内移動できる)であること
FR(後輪駆動)であること
できれば4WDであること
できればガソリン車であること
できれば6気筒以上であること
エンジンと前輪は運転席より前にあること(キャブオーバーでない)
F100のキャンバスが2枚以上積めること
6人以上乗れること
対面座にできること(座席を回転できる)
後部座席窓が開くか、後部座席にサンルーフがあること
最後部座席が取り外せるか、もしくは床面に格納できること
寝られること
両サイドスライドドアがあること
JAFの牽引車で引っ張れるトレッドであること
オートクルーズが付いていること

そして
ダイコンを買うように買えること(値段も含め)
これが一番大事。
何年もローンを払ったり、何週間も何ヶ月も納車を心待ちにしているなんて、人生のムダ。
八百屋さんで野菜を買うように
クルマも買いに行って乗って帰ってこれるようになるべき
というのが、僕の考えです。

BMWもサンバーも、ダイコンを買うように手に入れました。
クルマは全てかくありたい。





エルグランドは、オートクルーズを除けば
上の条件を全て満たしていました。
オートクルーズはオプション設定になっていたんですね当時。

でもバンには必須の機能ですよオートクルーズは。
後付のアクセルコントローラーが出てるので、それをつけることにいたしましょう。

2018年12月9日日曜日

次期運搬車選び

11月のある日の夕刻。
個展の最終日。
土砂降り。
軽トラでの搬出作業。
大切な作品を濡らしてしまう。
……かなり心が折れました。

今年は父の死や、取材、関西方面往復など、長距離移動や作品運びが重なりました。
来年は、さらに増える見込み。

次第に軽トラやセダン(BMW)に限界を感じてきています。

というわけで仕事グルマを探すぞ。


で、いきなり結論から。
↓↓↓↓↓↓


じゃじゃーん。

二代目エルグランド(E51)3.5L 4WD 2004年前期型最終。

手のかかるBMWと、エアコンなし荷台屋根なしの軽トラもかわいいのですが
彼らの手に余る仕事をこなせるクルマってないものか
昨年ぐらいから細々とやっていました。

なるべく壊れないクルマがいいなあ。
でも新車〜5年落ちというようなピカピカのクルマは分不相応。
荷物、特にF100のキャンバスが入り、人を乗せる時は6人以上、いざという時は車中泊もこなせて、キャンプの運搬車にもなって、なるべく古く、なるべく維持費がかからず、可能な限り自分でメンテナンスできるクルマがいい。

紆余曲折はありましたが
最終的に「国産のミニバン」
ミニバンなら二代目エルグランド(E51型)一択。

なぜ一択だったのかは、またいずれ書きます。

今回のクルマは今までで最多走行車。そして個人売買です。
もはや売り買いというより、「あげる、貰う、その代り不具合文句言わない…」
というようなお年頃です。(もうすぐ17万キロ)



いつまで働いてくれるのでしょうね。
引取って乗って帰った翌日、さっそくABS異常の警告灯が出ましたよ(笑)



2018年12月4日火曜日

イグニッションコイル交換(103,800km)

前回のサーモスタット&ウォーターポンプ交換の後、無事に個展を終えることができました。
しかし間髪入れずに次なる個展が1月に控えております。

個展が近づくとなぜかビーエムさんの機嫌が悪くなるようで、11月に入った頃からアイドリングが時々不整脈になったり、交差点発進や、高速の追い越し加速でトルクがかかるとミスファイヤを起こしてガクガクっとなったり、どうもおかしな感じになってきていました。燃費もなんとなく良くない。

そもそもなんで制作が忙しくなると壊れるのだ。

「お れ に 絵 を か か せ て く れ え え」

などとという魂の叫びが、創作の肥やしになる筈もありません。

最初はラムダセンサーの寿命かなあと思って、うんざりしてました。
値段もすごいし、作業もまた複雑怪奇。

もう
キャンプぐるま 取材用グルマに、エルグランドが欲しいなあ」とか
「ボンゴの4WDなら林道にもいけるなあ」とか

またいつもの悪いクセで、血迷いがちな日々を過ごしておりました。


そんなある晩、寝入りばなに突然

「イ…グニッションコイルぢゃ…よ」

という老人の声が。

お告げだ。

「これは吉兆」

と素直にお告げに従うことにしました。


しかし、BREMI(部品メーカーの名前)と書いてあるこの部品。
純正だと安いとこでも一本12000円すんです。
それが6本要る
オーナー泣く

アマゾンの奥地を彷徨う
ぁゃιぃ中国商人に出くわす
6本分2本の値段でドカネと言われる
オーナー飛びつく

イグニッションコイルって消耗部品だったんかい…

ともあれ、買った。
すごいね
翌日届きました。

E39前期型M52 用の1748017相当で注文しました。


6本。
ちゃんとBREMIって書いてある。
テクノロジーメイドインジャーマニーとも書いてある。

……信じよう。


エンジンを隠してるチャチな樹脂カバーを外すと…


イグニッションコイルがあらわに。
ドライバーで配線ソケットのロックを外し


ソケットも外す


M10のボルトを2つ緩めれば


イグニッションコイルがすぽんと抜ける。
穴の奥底にはプラグが鎮座していますが…
今回は見なかったことにしておこう……。



新旧のコイルの比較。
右の古い方は、なんだか樹脂がとろけて本体が焦げてるようにも見える。
6本とも似たような感じ。熱害かな、それとも老朽化で漏電でも起こしたのか。

どうでもいいや。


新しい方にはBREMIの文字は見えるけど、すぐに消えてしまいそうなテキトーな印字。
BMWの文字もない。
細かいことは気にしないでさくさく行こう。


全部交換できた。30分もかからない。

ロックの金具が若干作りが雑で、ソケットのロックに苦労したのを除けば、問題なく置換できました。

試乗してみると、不調だったのが嘘のように軽快に回るようになりました。
燃費も少し良くなりました。

やっぱりお告げは正しかった。


いつも言ってることですが、BMWの良いところは、部品供給が20年経ってもあまり困らないところですね。
外装部品は次第に怪しくなりつつありますが、途方に暮れていたシトロエンやアルファとは比べ物になりません。
世界中で売ってるクルマはやっぱり違うなあ。

本当はついでに点火プラグも、いくらもしないんだし、交換しておけばよかったんだけど、今回は問題の切り分けもしてみたかったので、次回に見送りにしました。
作業工程はいくらもかからないから、いつでも開けてやるぜ。






2018年10月15日月曜日

水回り他修理完了(BMW E39)

(前回までのあらすじ) 何の因果か神様は、個展直前のわたくしに、所用急用の日々とクルマの故障を与え給うたのです。 これでは取材どころか、個展の打ち合わせもままならぬ。 艱難辛苦か現実逃避か、神のみぞ知る。




とにかく水温が上がるのはサーモスタットの固着で間違いないわけですが
ついでなので、以下の部品を取り寄せて、交換することにしました。

サーモスタット
サーモスタットハウジング
ウォーターポンプ
ファンベルトテンショナープーリー2箇所

手順は細かく書いてませんので、手順が知りたくてこちらに来てくださった方には参考にならず申し訳ないのですが…

簡単にプロセスだけは書いておきますか。

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アンダーカバー、エキスパンションタンク、ラジエータシュラウドを外す
ファンを外す(要専用工具)
サーモスタットハウジングにつながるアッパーホースとロワーホースを外す
サーモスタットハウジングを外す(M10、M13)
サーモスタットを外す
テンショナーを緩めてベルトを外す(M16の柄の長いボックスレンチ必要。ボックスの肉厚注意)
テンショナープーリー2つをそれぞれ外す(M16ボックス)
ウォーターポンププーリーを外す(M8)
ウォーターポンプを外す(M10の長めのぼるとを用意して、両脇2つの穴からエンジン側に締め込んでやると抜ける)

組み付けはこの逆順で。
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さて…
外したサーモスタットを煮てみる。
これで開かなかったらサーモスタット。
開いてたらウォーターポンプ。
どっちにしても交換するけど。



全く開きませんでした。
メイドインジャーマニー、2年でオシャカ。
マジかよ。

ついでなので新品のおフランス製サーモスタットも煮てみました。
おふらんすとあっちゃ新品でも信用ならざるゆえ。

予想に反してちゃんと開きました。
(当たり前か)

なんとなく隙間が開いてるのがわかるでしょうか。

下の写真は、ウォーターポンプを外した跡のエンジン側。



ヘッド部分からちょっとオイルが漏れ始めているので、もしかするとと懸念していた冷却水へのオイルの混じりはありませんでした。安心。

ウォーターポンプ自体もキレイでガタツキもリークも無く、交換するのはちょっともったいないけど、予備整備のつもりで交換しよう。




水回りの何がめんどくさいって、部品とエンジン本体の取り付け端面の処理です。
きれいにしないと漏れる。
オイルストーン でもスクレイパーでも取れない、石化した何か。ガスケットじゃない。カルキ?アルミのサビかもしれない。
最後はペンティングナイフでこそぎ落としました。


これは古い方のウォーターポンプと、上に見えるのがサーモスタットの収まるところ。



ウォーターポンプの比較。
どちらもインペラーはきれいだが、新しい方はさらにアルミ切削っぽい一体モノに黒メッキが施されてる。
まさか?とは思ったが、切削で作る何かしらの工程メリットがあったんだろう。
一時は樹脂製が流行った。



上がサーモスタット、下がウォーターポンプ。




サーモスタットハウジングは、樹脂製。こんなんで高圧高温の水を受け止めている。
液体ガスケットを塗ってるところ。



WAKOSのガスケットは、昔一般的なガスケットが時間を置くので苦労してたのとは違い、速乾性でとても使い勝手がいいです。




プーリーの組み込みとファンベルト掛けは、作業が2つぐらい同時進行なのでちょっとだけ手こずります。二人がかりなら簡単ですが、一人だと手が足りない。

手順としては、まず下側のテンショナープーリー(写真下側に見える方)を組み、次に溝ありのプーリーを全て掛けてしまってから、テンショナープーリーのM16ボルトをレンチでえいやと締め込むと、一時的にテンショナーが緩みますから、そのスキにまず下側テンショナープーリーにベルトをかけてしまいます。
その際、レンチとベルトの位置関係が干渉しますから、レンチにベルトをかけるような感じで作業します。

そして最後にテンショナーを最大限に緩めた(作業としては力づくで締め込んでいる状態)で、上のテンションプーリーを奥に押し込みつつ、ベルトをかけながら、真ん中のM16の長いボルトを締め込んでいく…みたいな手順でやると、一人でもうまくいきます。



おまけ2つ。

その1)
クーラントのエア抜きをしてる時に、ヒーター全開にするので暑いんです。
それで窓も全開にするわけですが…。
つい、まだ修理していない右後部座席の窓を全開にしてしまい、閉まらなくなってしまいました。(開けたら最後、ドア内部に落ちたまま閉じない)
後にひけず、結局そっちの修理も合わせてやりました。

片手間にやる仕事か……。


その2)
最後の最後、アンダーカバーを取り付ける際に下回りチェックしたら、ヤなものを見つけてしまいました。


運転席側のブーツがパッカリ割れてました。

これじゃあ車検通らない。
早急にやらないとなあ。ここすんごくめんどくさい。
素人がやる仕事じゃないんだけど…。



このクルマ、果てしないわ。


取り敢えず、来月の個展までお預けです。
さ、絵描くぞ。

2018年10月9日火曜日

またしてもサーモスタット(BMW E39)(その1)


また水温が、こんなですよ。



ある朝、ああ調子いいなあ、ずっと調子いいままでいてくれたらいいなあと撫でこくりながら運転してたら、突然水温計の針がぴょん…ぴょん…と上がりだして…。やばい!

この水温計、針がスムーズに上がるのではなくて、ぴょん…と一足飛びにあがるんです。
心臓に悪い。

急いで家に戻り、取り敢えず路上で往生は避けられましたが。

エンジン冷えてからチェックするも、冷却水が減ってる様子もなく。


二〜三日、エア抜きを試みては暖機を繰り返すのですが
暖機中は安定しているのに、「もう大丈夫だろう」と走り出すとすぐに上がりだす。

上がりだしたら、取り敢えずヒーター全開にすると一時的に水温が下がります。
そのすきに家の駐車場に入れる。

「こりゃたぶん、というか十中八九、サーモスタットだなあ」
2年前に取り替えたばかりなのに。

などと考えながら、まだ少しエア噛んでるんじゃないかと
エア抜きバルブを緩めてると…



エア抜きバルブが折れた。

また折れた…。

クーラントのエア抜きバルブ(樹脂製)
もろこしのようにもげる。

締めすぎてもげたのでは断じてないんです。

エア抜きしようと「緩め始めたら」突然

「ブシューッ!!!!!」

って大間欠泉が生誕し、とっさに逃げて右手に握りしめたドライバー見たら、ネジ頭だけくっついてた。



高温高圧にさらされているせいなのか、ドイツ人の樹脂に対する意識がトンマだからか、とにかくたった2年でこのありさまだい。


周囲には「もう寿命じゃねえの?」と言われてますが、欧州車のお水回りはクルマの寿命じゃねえんです。

計画的陳腐化という名の、資本家による労働者搾取の陰謀であります。

先生、サーモスタットは消耗品ですか?
2年4万キロで交換するもんですかい?


というわけで、部品を取り寄せて、サーモスタットとそのハウジング、ウォーターポンプ、ガイドプーリー一式交換作業に入りまする。


2018年9月18日火曜日

BMW(E39) 窓落ち修理(左後部ドア)

ビーエムさんは、もう1年以上も後部座席のパワーウィンドウが使用禁止になってました。
まあ、これがなければ走らない訳でもなく、直す時間がなかなかとれず、放置が続き、とうとうこんな季節に。

半日だけ空いて、気温も落ち着いてきたので、やっと手をつけました。
やり方はググったりYouTubeを徘徊したり。
いい時代だ。

やり方はそれほど難しい訳ではなく、レギュレータのユニットを取り寄せ、モータを載せ替えてリインストールするだけ。

ただ、ものすごくめんどくさかった。
サイドバイザーを剥がし、内装を剥がし、窓のサッシを外し、ガラスを抜き取って、それからやっとレギュレータユニットの取り外しにかかる。

ガラスの抜き取りはそれほど難しい作業ではありませんでした。

さて、この記事の本題は、レギュレータ交換のやり方を指南するのではなく
「なぜドイツ車はこうも窓落ちするのか」であります。

2018年型ともなれば、きっと窓落ちなんてのは昔話なんでありましょう。
しかし、少なくとも2010年以前に限っては、BMWもベンツもVWも、競うように窓落ちするのであります。

窓落ちを経験してないクルマに出会ったことがない。

それぐらいです。

その原因は、これです。


窓落ちした古いレギュレータ


新品の交換ユニット

拡大すると……



古いの。



新しいの。

おわかりでしょうか。
下の新品は爪があって、ワイヤをガッチリ掴んでますが、
古い方はひしゃげてフリーになっています。

この爪の裏に窓ガラスが乗っかっていて、過大な負荷がかかると、爪が折れるようにできてるのです。
爪が折れると、窓は落ちる。

子どもなどが手や首を出したまま窓がしまった時の安全装置とも言われていますが
なんとも原始的な安全装置です。

別に僕が首を挟んだわけじゃありません。

犯人はウェザーストリップです。

気温と湿度があがってくると、窓の上下が渋くなってきます。
その原因は、ウェザーストリップが膨張して、窓の上下を妨害するんです。
そのテンションが、この爪の強度を超えると、クニャっと折れちゃう訳です。

そういうことが起きるたびに(そうそうあってはならないが)、レギュレータが自分でぶっ壊れて、莫大な工賃と部品代をディーラーに落とさせるわけです。

がっぺむかつく。

最新型はきっと緊急時には電子制御でスマートに窓が開くようになっていることでしょう。

さて、次に時間ができた時は右後部ドアのレギュレータ交換をやります。


すんごくやりたくない。


追記:ビーエム…ていうかドイツ車ってトルクスネジがすごく好きみたいで多用されてるので、トルクスのT20あたりを中心にいくつか用意したほうがいいです。あとはへんてこなネジが一個ありますが、M10のボックスでどうにかなる。